井岡一翔×八重樫東

昨日行われたWBA・WBCミニマム級両王者による王座統一戦。
井岡の的確なジャブとコンパクトな右ストレート。
八重樫の強烈な右フック。
最後まで衰えることが無かった二人のタフネス。
ちょっと最近見たことが無い、一進一退の濃密な戦いでした！

それにしても井岡打たれ強くなったなあ。八重樫の強烈なパンチで何度も窮地に立たされても、数秒後には必ず立て直して来る。いやぁ、驚きました。

そして何と言っても八重樫。1ラウンドに早くも腫れ始めたまぶたがあっという間に膨れ上がり、レフェリーストップのピンチ。
そんな状態で最後まで乗り切ったのは世界王者の意地でしょうか。

スピード・テクニック・パワーはもちろんのこと、気持ちと気持ち・根性と根性・意地と意地、様々なものがぶつかり合った素晴しい統一戦でした。

残酷にも勝者と敗者に別れてしまった両者ですが、観戦した人のほとんどは勝敗をはるかに超越した興奮と感動を手に入れたのではないですか？

そして最後にこれだけは言いたい。
こんなボクシングが観たかった！！！