ダイナミックグローブ

辻昌建が試合後緊急開頭手術/ボクシング:日刊スポーツ
KO負けの辻、開頭手術受ける/BOX :サンスポ
帝拳・辻がKO負け後に意識不明…開頭手術:スポニチ
昨日の日本ミニマム級王座決定戦で金光祐治選手に敗れた辻昌建選手、現在危険な状態にあるようです。
僕は6Rからテレビで観ましたが、両者全く手を止めない物凄い打ち合いを展開していました。
それまでは辻選手がポイントで大きくリードしていたようですが、蓄積したダメージは辻選手が上回っていたように見えました。
異常だったのは9〜10Rのインターバル中。
辻選手は座っていることすらできず、体を左側にグラッと倒しロープに支えられている状態。意識もほとんどないようです。
もはや戦える状態ではありません。僕は「ここで試合がストップするかもしれない」と思いました。
しかし日本タイトル奪取までたったの3分、夢の実現までたったの3分、場内から沸き起こる辻コールの中セコンドに気合を入れられ立ち上がります。
最終R、フラフラになりながらも左右のフックを繰り出す辻選手。でも金光選手の攻撃を止めることはできません。
30秒すぎから金光選手がラッシュ。辻選手はもう衝撃を吸収する首を持ちません。頭が後ろに揺れ続けます。
最後は右ストレートでスタンディングダウン。
辻選手はテンカウントを聞きながらヨロヨロとリングを半周。
カウントアウト後、レフェリーに抱きかかえられた辻選手は後ろに倒れこみそのまま担架に・・・。
結果的には9R終了でストップすべき試合でした。でもそれこそ結果論で、あの時点でそう判断できない人間の気持ち痛いほど分かります。
だから悲しい。


今はただ辻選手の回復を祈るばかりです。