誇り高き敗者 石田順裕



WBA世界ミドル級タイトルマッチで、王者ゲンナディー・ゴロフキンに3ラウンドKO負けを喫した石田順裕選手。
結果は予想通りでしたが、前に出ると無類の強さを発揮するゴロフキンに対し、あえて足を止めて迎え撃った石田選手に心が揺さぶられました。
なんとか泡を吹かせてやろうと、相手の打ち終わりを狙った左。
何度チャレンジしても一発も当たらなかったけど、最後は失神してしまったけど。
あえてリスクを犯し果敢に攻める姿が凄くカッコ良かった!



ミドル級において日本人ボクサーが世界のビッグネームから次々とオファーが来るということは、軽量級で2階級制覇・3階級制覇するより100倍凄いことだと思います。
日本タイトル戦や東洋太平洋タイトル戦に何度も負け続けたあの石田選手がですよ!
WBA世界S・ウェルター暫定王者になっても、デビュー3戦目だった井岡一翔の前座を務めなければならなかったあの石田選手がですよ!
ついには米国で一番有名な日本人ボクサーになるんだから、人生って不思議なものですね。
美空ひばりみたいなこと言ってしまいましたが・・・。



最後に、石田選手のブログ「そんな時もあるやんか」の一文はあまりにカッコ良過ぎです。

25勝9敗9KO2負
俺とって、9負けが 結構…自慢ですw
いつでも、どこでも、誰とでも…逃げずに闘った、そんな9負けだと思ってます。
(全部タイトルマッチやしw)