西岡利晃 歴史的一戦でTKO負け



「日本の最高峰」西岡利晃選手と「世界の最高峰」ノニト・ドネアの一戦は、富士山とエベレストくらいの実力差があり、残念ですが9ラウンドTKOで西岡選手が敗れてしまいました。
いやー、ここまで実力差があったとは・・・。

西岡選手、高く上げた右ガードによりドネアの左フック対策は完璧でしたが、その分なかなか攻撃に転じることができませんでした。
いや、攻撃の機会は常に窺っていたはずですが、ドネアがそれをさせなかった。
西岡は打開策を見つけられないまま入った6ラウンド、西岡選手が距離を詰め攻勢をかけ結果隙ができたところにドネアの左アッパーで西岡ダウン。
9ラウンド、西岡がロープに追い詰め左ストレートを打ち込もうとした瞬間、ドネアのコンパクトな右ストレートが西岡のアゴを貫き2度目のダウン。
西岡は立ち上がったものの、帝拳サイドからの要請でレフェリーストップ。
試合はワンサイドでしたねえ・・・。

しかしこの歴史的一戦まで駒を進めた西岡選手には拍手を送りたい。
この一戦が日本のボクシング界にとってのエポックメーキングになったことは間違いないと思います。
今後若いボクサーには西岡選手に続いてほしいですねえ。
それにしてもドネア選手の強さには、改めて驚きと恐怖と畏敬の念を抱いた次第です。