フロイド・メイウェザー×ビクター・オルティス


1年4か月ぶりにリングに帰ってきたフロイド・メイウェザー
4ラウンド終盤、ビクター・オルティスの悪質な反則がきっかけになり、信じられない結末を迎えてしまいました。

1ラウンドから積極的にパンチを繰り出すメイウェザー
右ストレートの速いこと速いこと!オルティス反応できません。
オルティスメイウェザーをロープに追いつめ連打で勝機を見出そうとしますが、メイウェザーはL字ガードで鉄壁のディフェンス。ほぼ全てのパンチをかわしてしまいます。

4ラウンド、さらに攻撃を加速するメイウェザー。右ストレートが面白いくらいにヒット。
オルティスにはガムシャラに打って出るがメイウェザーには通用しない。
そして残り20秒。ロープ際で連打するオルティスですがクリーンヒットしない。
それにイラついたのか、オルティスはジャンピングヘッドパットをメイウェザーの顎にお見舞!!!
2ラウンドあたりからメイウェザーの顎にゴツゴツ頭をぶつけていましたが、このヘッドパットは悪質な反則です。
オルティスは1点減点。

ここから試合は急展開。
試合再開後両手を差し出して謝罪の意思を示したオルティス
それを受け入れたメイウェザー・・・・・・そして一瞬の間・・・。
突然メイウェザーの左フックがまだ戦闘態勢に入っていないオルティスの顔面にヒット。
それでも両手をぶらりと下げレフェリーにほうを見ているオルティスに、今度はメイウェザーの右ストレートがさく裂!
まともに喰らってしまったオルティスは仰向けにダウン。そしてそのままカウントアウト。
誰も予想がつかない結末になってしまいました。


メイウェザーのだまし討ちにも見えるフィニッシュブロー。
彼はルール違反を犯した訳でもないし全く問題ないと思いますが、スポーツマンシップに反すると言われればそうかもしれませんね。


卑怯な反則の罰を受けてしまったオルティス
解説の浜田剛史氏が
「ブレイクの時、相手の目を見れば打って来るのか来ないのかくらい分かる」
と話していました。
インタビューでは「頭が偶然当たってしまった」と嘘ついてるし・・・。
オルティスはボクサーとしても人間としても未熟ってことですな!!!