下田昭文 × リコ・ラモス


WOWOWでTV観戦のWBA世界S・バンタム級タイトルマッチ。
下田が1ラウンドから積極的にプレッシャーをかけ続け6ラウンドまではポイントで大きくリードしていたのですが・・・
挑戦者ラモスには右ストレート以外怖いパンチもなく、このまま大差の判定勝ちかなぁと思っていたのですが・・・

7ラウンドに入るとなぜか下田の動きが鈍くなり、今までクリーンヒットを許さなかったラモスのパンチが何発か入り始め、
解説の浜田氏が「下田の動きが大きくなっている」と指摘し、西岡チャンプが「ショートショートでいかないと駄目だ」、ジョー小泉氏が「下田は頭を振ることを忘れないように」と言った矢先です。
ラモスの右ストレートを避けた瞬間、がら空きになった下田のアゴにラモス渾身の左フックが炸裂。
まともに喰らった下田が痛烈なダウン。
あっという間に勝負が決してしまいました。


あの7ラウンドは下田に何があったのかさっぱり分かりません。
オーバーペースだったのか?そうは見えなかったが。
ダウン直前に下田の右こめかみあたりに出血のようなものが見られたのですが、何か関係あるのか?
6ラウンドまでがいいペースだっただけに、もったいない試合を落としたなあという印象です。


しかし初防衛戦を敵地で戦った下田の心意気には拍手を送りたい。
初防衛戦の相手にトップコンテンダーを選んだ帝拳ジムに敬意を表したい。
今はそんな気持ちです。