ウラジミール・クリチコ × デビッド・ヘイ


今日は朝5時に起きてウラジミール・クリチコとデビッド・ヘイの王座統一戦をTV観戦。
試合前のセレモニー、ジョージ・フォアマンやレノックス・ルイスが現れるは花火は打ち上げられるは、えらくド派手でしたね。
試合のほうはお互い有効打が少ないながら、ヘイの倍は手を出したクリチコの完勝。


クリチコはヘイのスピードと勘の良さに翻弄されるかもしれないと危惧してましたが、彼は僕が認識していた以上にスピードも勘の良さも一級品で、ヘイと比べてもそん色のないものでした。
コーリー・サンダース戦、レイモン・ブリュースター戦で露呈した打たれもろさやメンタルの弱さはもう過去の話。
タッパはあるはスピードはあるは勘はいいはで、もう対抗できる選手はいなくなりましたね。


試合前「クリチコはロボットだ。クリチコはジャブを突きまくって逃げるボクシング。クリチコよりドイツの大腸菌の方が危険」等々クリチコを罵り続けたヘイ。
「ヘビー級には俺みたいにエキサイティングなファイトをする選手が必要」と豪語していましたが、残念ながらそれを実践できなかった・・・。
危険をを避ける勘は目を見張るものがありましたが、攻撃のほうは無策だったと言ってもいいのかな。


緊迫感はあるものの熱戦とまではいかなかったこの試合。
でも僕は満足です。
ヘイのようなビッグマウスが負けると気持ちいいです。