長谷川穂積と粟生隆寛 2人の2階級制覇王者


長谷川選手が、体格で上回る無敗の若者相手にスリリングな打ち合いの末判定勝ち。1階級飛び級での2階級制覇は見事でした。
誘いの左ストレートから右フックで切り返す得意のパンチが中盤以降ヒットしなくなりましたが、ボディから顔面へと打ち分けるパンチは惚れ惚れしますな。
それにしてもずいぶんリスキーな戦いをしたもんですなあ。
相手の攻勢を足を止めて迎え撃つシーンが何度あったか。
7Rにアッパーを喰らったシーンと8Rの右まぶたをカット、もうハラハラしましたよ。
4月の屈辱的なKO負け、ご母堂の逝去、飛び級での世界挑戦、この激動の数ヶ月が長谷川の戦い方をリスキーなものに変えさせたのでしょうか?
なんにしても良かった良かった。
今後フェザー級ではどんな相手と戦ってくれるのか。他団体にはガンボアとかファンマとかがいますよー。

粟生が過去記憶がないほどの積極戦法で戴冠。
3Rのすんばらしい左カウンターでダウンを奪ったシーンは興奮しました。
その後一発狙いからか手数が出ない悪い癖が顔を覗かせたが、相手の反撃をきっかけに粟生が更なるギアチェンジ。
コンビネーションが随所に決まり試合をコントロール
最後は積極戦法から来る疲れもありKO勝ちとはいきませんでしたが、明確な判定で2階級制覇
立派な戦いぶりでした。
粟生君、インタビューではまた号泣してましたね。この号泣癖は直らないのかな?