マニー・パッキャオ×アントニオ・マルガリート



「パウンド・フォー・パウンド」マニー・パッキャオが1Rから12Rまでマルガリートを痛めつけ続け、大差の判定で勝利を収めWBC世界S・ウェルター級王者を獲得しました。
マルガリートのタフネスさと両者の体格差を考えると、パッキャオはとても勝てないと予想していましたが・・・
僕の予想はあっさりに外れてしまいました。
パッキャオはパンチのスピードと多彩さ、相手の強打を得意のサイドステップであっさりかわすディフェンステクニック、そして最後まで手数が落ちないタフネスさ、彼はもう人間の壁を越えた超人ですね!

6R以降接近戦で劣勢を挽回しようとしたマルガリートですが、肉を切らして骨を絶つ戦法が功を奏したように見えた場面もあったのですが。
10Rに喰らったパッキャオの芸術的な右フックでダウン寸前に陥り、その後はKO負けを逃れるのが精一杯でした。

デラ・ホーヤ、ハットン、コット、クロッティ、マルガリートと中量級の強豪を次々と粉砕しているパッキャオ。
次の対戦相手は誰になるのだろうか。
今のパッキャオならWBAミドル級王者フェリックス・シュトゥルムやWBCミドル級王者セルヒオ・マルティネスにも勝てそうです。
もうフロイド・メイウェザー以外にパッキャオと互角に戦えるボクサーは地球上には存在しない?