カーリング女子 五輪出場確定

カーリングの日本女子の2010年バンクーバー冬季五輪出場が26日、確定した。韓国・江陵で行われている世界女子選手権の予選リーグが26日に終了し、日本と五輪出場権を争っていたライバル国の順位が出そろい、日本が規定の五輪予選得点10位以内に踏みとどまったため。日本女子は1998年長野五輪から4大会連続出場。チーム青森は今年11月の国内代表決定戦に臨む。

 世界選手権の予選リーグで、日本と五輪出場のボーダーライン上にいたイタリア、韓国、ドイツなどがそろって5敗以上を喫して予選敗退決定。今大会の出場を逃した日本を五輪予選得点で上回ることができなくなった。全順位と日本の五輪出場は正式には大会最終日の29日に決まる。

 日本カーリング協会は、日本女子について、チーム単位で競わせ、五輪直前まで「最強チーム」を見定める方針を採っている。07、08年の世界選手権に出場したチーム青森は、今年2月の日本選手権で優勝するなど、実績、実力ともトップ。青森市で開催予定の代表決定戦ではアドバンテージがあり、ライバル2チームより有利。事実上、五輪へ王手をかけている。

 チーム青森佐藤健一代表は「日本女子勢全体で努力して積み上げた結果が、この五輪切符。日本が五輪レベルに達したことが証明され、うれしい」と話した。その上で、佐藤代表は11月の代表決定戦へ向け「チーム青森は日本を代表するチームとして、しっかり勝って、五輪本番で上位に進出できるよう、まい進するだけ」と気合を入れた。


東奥日報から