クレイジー・キム残り1秒逆転KO負け

東洋太平洋スーパーウエルター級王者のWBC同級8位クレイジー・キム(31=ヨネクラ)が逆転のKO負けを喫した。WBA同級8位ハビエル・ママニ(25=アルゼンチン)と対戦。右ボディーブローを中心に攻め続け、ポイントで先行したが、10回残り1秒、相手の右ストレートでダウンし、そのまま同回3分9秒、KO負け。世界挑戦の夢は遠のいた。ママニは30勝(16KO)5敗1分け、キムは25勝(22KO)4敗となった。
最後の最後で夢が遠のいた。10回2分59秒、キムがママニの右ストレートを浴びてキャンバスに沈んだ。そのままレフェリーの10カウントを聞いた。初めてのKO負けだった。開始から前に出て、右ボディーを打ち込み優位に立った。9回まではジャッジ3人全員にポイントで支持されていた。しかし、要所で浴びていた左フックのダメージが蓄積されていた。キムは「逆転KO負けってこと。何やってんだよ、オレ」と唇をかんだ。
今年6月のWBA挑戦者決定戦に負けるまでWBA3位だったママニが「判定になれば私が負けていた」と言うほど、KO直前までキムが打ち勝っていた。1発のパンチで世界ランカー対決を制して世界挑戦を狙う夢は霧散した。キムは「目の前は真っ白」と大きなショックを受けていた。
nikkansports.comより

こんな結末が待っていようとは、残酷すぎる・・・。