三浦弘行八段「GPS将棋は、ひと言で言えば怪物だった」


電王戦でGPS将棋に敗れた三浦弘行八段。
昨日NHKで放送された「情報まるごと」で、GPS将棋の強さについて語ってくれました。
序盤で有利な体勢を築き、中終盤でコンピュータの計算能力が及ばない局面にするのが狙いだった三浦八段。


42手目、GPS将棋がプロ棋士では考えられない一手を指したところ。
三浦八段は「これで有利になった」と考えていたが・・・。
しかしそれは三浦八段の見誤りで、その後は思うような展開にならないことに苦悩し焦っていく状況を正直に話しています。

GPS将棋について三浦八段は
GPS将棋は、ひと言で言うと怪物だった」
と評しています。
さらにGPS将棋には余裕があり、自分はまだGPS将棋の強さを完全には引き出していないと感じたそうです。
なんだか・・・絶望的な気持ちになりますね。


今後、電王戦はどうなってしまうのかなあ。
さらに強くなったコンピュータ側が
「プロ棋士に香を引いて勝つ」
などとのたまったら発狂しちまうな。


ところで電王戦って「でんおうせん」と読むんですね。
たしか第1回電王戦後の記者会見で、故・米長永世棋聖
「でんのうせんと読みます」
と答えていたと思うのですが・・・。