将棋界の一番長い日

昨日は午後から仕事がお休みだったので、囲碁将棋チャンネルでA級順位戦を12時間くらい観てました。
史上初の完全生中継、なかなか良かったじゃないですか!
豪華な解説陣と、きれいどころ?を揃えた聞き手陣。視聴者を飽きさせないトークが良かったですね。
藤井猛九段−上田初美女王の掛け合いが一番楽しかったです。


森内俊之名人への挑戦権を得たのは羽生善治三冠。
森内−羽生の組み合わせは3年連続8回目です。今回は羽生さんの名人奪回が有力かと・・・。


攻めて攻めて、最後に逆転負けを喫した渡辺竜王
順位戦ではなかなか結果がついてきませんねえ。


逆にぎりぎりのところを綱渡りでかわし、一気に逆転した郷田真隆棋王
現在進行中の棋王戦に弾みをつけたか?


B級1組に降級したのは高橋道雄九段と橋本崇載八段。
高橋九段、52歳でのA級は立派です。まだまだ若手の壁でいてほしい。
橋本八段は初のA級で実力が発揮できませんでした。まだ敷居は高かった?


ぎりぎりのところで降級を免れた谷川浩司九段。
来期はA級在位が史上3位タイの32期目。すごい記録です!
輝きを失いかけている終盤力さえ戻ればまだまだ活躍できると思います。


来期は順位2位に上がる三浦弘行八段。
三浦八段は、あと4勝で九段昇段ですね。
電王戦は絶対負けるなよ!


A級に上がった2年で、先手番全勝・後手番全敗の屋敷伸之九段。
うーん、なんとかしなきゃダメっしょ!


序盤、訳のわかんない局面に持ち込み、あり地獄のような展開に持ち込んだ佐藤康光王将。
佐藤王将の将棋はいつも楽しいです。


敗れはしたが初のA級残留を決めた深浦康市九段。
来期は更なる活躍に期待します。


それにしてもA級順位戦では、なかなか若手棋士が上がってくる形にならないですね。
将来将棋界をしょって立ちそうな有望棋士は、B級2組やC級1組あたりで停滞しているようです。
豊島将之七段・佐藤天彦七段・村山慈明六段・中村太地六段らがA級で活躍する時代が来るのは、まだ数年先でしょうか?