離れて生活 絆強まる

松山市の学校に通うため、6歳の時に高知市の親元を離れて寮に入りました。夏休みなどに実家に戻ると、母が経営するカフェレストランでカボチャケーキを食べさせてもらうのが楽しみでした。

 舞台や映画で、シングルマザーを演じたことがあります。子どもと離ればなれになる場面で、「お母さんも、こんな気持ちだったのかな」と、親の心情を思いました。

 離れて暮らすことが多かったおかげで、家族の絆(きずな)はむしろ強くなったように感じます。

 父は普段、家のことには口を出しませんが、家族のためなら命をかけるような一面も。結婚するなら、父のような男性がいいですね。(聞き手・飯田祐子

読売新聞