来週のNHK BShiは熱い!



飛鳥時代聖徳太子が創建した法隆寺。世界最古の木造建築であり、世界に比類のない寺宝を持つ。昨年、その中心となる建物、金堂で大規模な修復工事が行われた。これに伴い金堂内の仏像群を堂外に移動することとなり、国宝の仏像を詳細に撮影できる希有な機会が訪れた。また、建物の科学調査が進められ、番組ではこの調査に密着取材した。
法隆寺には近年新たな研究の光が当てられつつある。調査により、謎に満ちた伽藍建立の経緯が浮かび上がりつつあり、また仏像・絵画などに関する美術史研究の進展により、諸伽藍の当初の姿、空間にこめられた知られざる意図が明らかになってきている。
法隆寺所蔵の国宝38を全てハイビジョン映像で網羅、四季折々の古式豊かな儀式を交えながら、世界最古の木造建築法隆寺がいかに誕生し、いかに1300年以上守り伝えられてきたのか、まさに「法隆寺のすべて」をお伝えする2本シリーズとしたい。

  • 東京国立博物館 巨大博物館の至宝15部門ベスト3づくし」3月19日(木) 午後8:00〜9:50

東京国立博物館は、1872(明治5)年に創設された日本最初の博物館。年間100万人を超える人々が訪れる。
博物館の底力を示すのが、常設展示作品の豊かさ。収蔵品総数は11万件以上と群を抜いて日本最多、その中に国宝91・重要文化財610を含む。縄文・弥生の考古資料、絵巻や屏風などさまざまなかたちの絵画、法隆寺の金銅仏群を中心とする彫刻など、教科書でもおなじみの日本・東洋美術の名品が数多く収蔵されている。
番組では、15部門それぞれの専門学芸員が、番組のために「部門ベスト3」を選び、それぞれの作品を前に作品の内容、伝来の物語、注目すべき技術など、日夜研究する者だけが知るエピソードを、多様な角度から解説する。

来週のNHK BShiは楽しみですな。