ミュージカル 人気歌手 ゾクゾク熱演

ミュージカルで、人気歌手の活躍が目立っている。話題作りの起用と見られがちだが、実力派キャストに違和感なく交じってドラマチックな歌声を響かせている。顔ぶれと背景を取材した。(祐成秀樹)

 年頭の話題をさらったのが『スウィーニー・トッド』(1月5日〜29日、東京・日生劇場)のソニンだ。悪徳判事への報復を狙う理髪師(市村正親)の娘。判事のたくらみで幽閉された危うい精神状況を、高音域でノドを震わせながら巧みに表現し、これまでのおおらかなイメージを打ち破った。米国の作曲家ソンドハイムが手がけた複雑な曲も堂々と歌いこなし、“新星誕生”を予感させた。


(中略)


これほどまでに歌手を重用する理由は何か。「ミュージカルでは、歌によってどれだけ思いを伝えられるかが問われる。その意味で歌手だと説得力が違う」と語るのは、『スウィーニー・トッド』を担当したホリプロの梶浦智嗣プロデューサー。とはいえ、演技力も備えた歌手を見つけるのはなかなか難しい。今回は、テレビの深夜番組で即興コメディーを演じるソニンを見て、「臨機応変に対応する感覚が優れており、舞台向きだと思った」という。
YOMIURI ONLINEより抜粋

ソニンさんを絶賛です!
劇中の画像もあり。