WOWOW「エキサイトマッチ」

yamada03292005-11-21

WBO世界S・ライト級チャンピオン ミゲール・コットvsリカルド・トーレス
硬いガードから左右のショートフックを狙うコット。しかしそのコットに強烈なカウンターを打ち込むトーレス。そしてとんでもない試合になりました。

1Rお互いのショートフックの打ち合いから最初にダウンをしたのはトーレス。しかし一気にロープに追い込んだコットにトーレスの右が当たりコットがぐらつく。
2Rまたもやロープに追い詰めたコットにトーレスの左フックが炸裂、そこからトーレスの猛攻でコットがダウン!しかし打ち疲れのトーレスに対し終盤コットがクリーンヒット。
3Rまたもやお互いに左右のフックを打ち合う両者。コットのローブローぎみのボディブローにクレームをつけるトーレス。その後もコットは有効なボディを打ちペースをつかみ始める。
4R。ロープ際引き倒されて倒れたトーレスに不運なダウン判定。しかしコットのボディブローがかなり効き始める。
5R余裕の出始めたコットがボディを中心にパンチをまとめる。しかし1分すぎ、トーレスの右フック左アッパーのコンビネーションでコットがまたもやグロッギーに。形勢逆転かと思ったがトーレスにもスタミナが残ってない。
6Rトーレスのスタミナ切れがかなり目立ってきた。なかなかパンチが出ず下がり続けるようになる。そして残りわずか、コットの右ストレートがあごに炸裂しトーレスたまらずダウン。まるで柳の枝が揺れるように・・・。
7Rトーレスは最後の力を振り絞り捨て身のパンチで反撃。しかしそれも最初の30秒まで。コットは完全に失速したトーレスをコーナーに追い詰め一気にラッシュ、最後は左右フックの連打で倒し試合終了。

しかしトーレスにはビックリしました。コット相手にカウンターを狙っていくなんて。世界にはまだまだ強いボクサーがいるんですねえ。
そして攻防兼備だと思われていたコット、この試合を反省材料にすることができるのか。