北京マラソンでチェロノV…先導車の不手際で“近道”

16日に行われた北京国際マラソンで、北京の大会本部はゴール手前で近道したベンソン・チェロノ(ケニア)を優勝とする“前代未聞”の決定を下した。

 同選手の前を行く先導車がコース通りに走らなかったために起きたハプニングで、選手自身に過失はないと判断したためだが、中国としては五輪開催を控えながら国際大会での「ずさんな運営」(競技関係者)を図らずも露呈した形だ。

 ハプニングが発生したのはゴール手前。大会本部関係者によると、同所では1度脇道に入り、再び折り返してもとの道に戻るコースが設定されていたが、脇道の道幅が狭かったために先導車が入れなかった。先導車はあきらめて直進、距離にして約800メートルのコースを“省略”したという。

 さらに競技関係者を驚かせたのは、チェロノの優勝タイムの決め方だ。大会本部関係者は記者会見で、同選手が距離の不足分を走っていた場合の想定タイムをはじき出し、チェロノがゴールしたのは2時間6分55秒だったが、最終的に「2時間9分15秒」を“記録”としたと発表。各国選手団からは「見たことも聞いたこともない話」などの声が漏れた。

 日本選手団関係者の1人は「先導車でトラブルが起きたのだから、どう考えても大会本部の不手際だ」と話したが、中国メディアは16日午後までに、大会本部の運営を批判するニュースを報じていない。
読売オンラインより

中国のスポーツ競技運営については、国際大会を開催できるほど成熟してないってことでしょう?
このような失態をメディアが批判できない中国の現状では、北京オリンピックもうまく運営できない可能性大ですな。
観客のマナー問題を含め、3年後中国は世界に恥をさらすことになるでしょう。