映画「空中庭園」続報

空中庭園の公式サイトでも映画公開のお知らせがアップされました。

【 映画「空中庭園」公開についてのお知らせ】

映画『空中庭園』監督・豊田利晃氏のおこした事件によって、先週末より本映画の製作に携わった各社の代表者で構成する製作委員会にて、劇場公開について協議してまいりました決定事項をお知らせいたします。

結論から申しあげます。
10月上旬から東京を皮切りとした全国公開を予定どおり行うことといたしました。

それに伴い、以下の付帯条件を徹底して行うことも、あわせて決議いたしました。
① 豊田監督に対しては、本映画にて予定されていた監督参加の各種キャンペーンはもとより、今後予定されているであろう様々な活動の中止を勧告する
② 本映画の公開日をはさむ前後の期間における宣伝活動では、あらゆる機会において謝罪の言葉を告知していく

事件発覚以降、本委員会では、長時間に渡り討議を行ってまいりました。
監督一人が引き起こした事件の社会的責任の大きさによって、映画の公開を延期もしくは中止するべきか否か、の一点においてです。映画の製作に関わった原作者・キャスト・スタッフの方は二百数十人に及びます。その方々への責任はどうなるのか?果たして映画は監督一人だけの作品であるのか?ひいては作品自体に罪はあるのか?といった様々な議論がくりかえされました。
報道を受けて、公開を予定している劇場へは一般のお客様より上映を望む声が多く寄せられており、この間に(8月25日〜8月28日)公式ホームページにアクセスされた数は15万5000件を越えました。公開を熱望される方々から数多くのメールも寄せられております。
このような状況のもと、公開の規模は縮小となりますが、それでもこの映画を観たい、と思ってくださる観客の皆様に対して本映画をお届けすることといたしました。

本委員会一同、監督がこのような事件を犯すに至るまでの状況について感知できず、世間をお騒がせしてしまったことを、心よりお詫び申しあげます。
誠に申し訳ございませんでした。

2005年8月29日 「空中庭園」製作委員会